産後のママの体には、妊娠前には起きなかった色々なトラブルが起きることがあります。
中でも悩ましいのが尿漏れです。
今回は
産後の尿漏れはどうして起きるのか、対策方法もあわせてご紹介します。
▼どうして
産後に尿漏れが起きるのか
産後の尿漏れは、医学的には「腹圧性尿失禁」と呼びます。
そもそも40代以降の女性は尿漏れが起きやすいと言われています。
その大きな原因は骨盤付近の筋肉や靭帯のゆるみです。
妊娠や出産を経験すると、骨盤の筋肉や靭帯をはじめ、股関節付近に大きな負担がかかります。
その結果、骨盤を支える色々な筋肉がゆるんでしまい、尿漏れの原因となるのです。
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産後の尿漏れは治る?
出産によってゆるんだ筋肉は、
産後1年程度で徐々に元に戻ります。
特に治療を行わなくても自然に尿漏れは治まっていきますので、そこまで心配しなくても良いでしょう。
もし
産後1年以上経過しても治らない場合は、泌尿器科を受診してください。
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産後の尿漏れを起こさないために
産後の尿漏れを防ぐためには、妊娠中から骨盤周りの筋肉を鍛えることが有効と言われています。
最も効果があるのが「ケーゲル体操」です。
・膣のあたりを意識しながら、「おしっこを途中で止める」ようなイメージで、きゅっと力を入れる
・そのまま5秒~10秒くらい保ち、力を抜く。
・上記のような動きを10回繰り返す。
こちらを朝、昼、晩、と1セットずつ行っていきましょう。
徐々に骨盤の筋肉が鍛えられ、
産後の尿漏れ予防となります。
▼まとめ
産後の尿漏れが起きるのはある程度仕方ないことではありますが、できるだけ予防できると良いですよね。
ぜひ妊娠中から骨盤の筋肉を鍛えて、
産後を快適に過ごせるようにしていきましょう。